ウルシの芽の天ぷらを食べる!

会津若松のウルシ植栽活動

日本の漆を残すため、いま全国でウルシの木の植栽活動が行われています。

木は漆掻きができるまで成長するのに約15年かかります。
その間、定期的に草刈りをして、病気が無いか、栄養が足りているか、お世話を続けます。苗木を植えることも重要ですが、実はこの15年間がとても大変なのです。

5月、会津若松市で漆の植栽活動をしているNPO法人はるなか 漆部会さんのところへ、Act.CSUのサポーターさんと共に参加してきました。

主な作業は草刈りです。
それぞれの木の周り半径1mほどをきれいにして、必要な日当たりと水はけを確保します。広いところは電動刈払機でブーンと、木の近くは鎌で手刈りで、皆で手分けして進めました。




この日は親子連れや学生の方も含めて30人近く集まりました。広い植栽地も大勢でやればあっという間。草の匂いを嗅ぎながら黙々と作業はいいリフレッシュになります。

お昼ごはんはウルシの芽の天ぷら!

さて、この時期の植栽活動には特別なご褒美があります。
それは、ウルシの芽の天ぷら!!



これがウルシの芽です。

要は山菜の一種ですね。


その場で天ぷらを揚げ、




お味噌汁も作って
いただきます!
お椀はマイ椀を持ち寄りです!ひと仕事したあとに、青葉が眩しいウルシの木を眺めながらのご飯は美味しいですね。

ちなみにウルシの葉は生のまま肌に触れるとかぶれる可能性があるので要注意。
天ぷらに揚げてしまえば大丈夫です。
春の山菜らしい苦味も少しありますが、甘くておいしい!
私の知る範囲では天ぷらを食べてかぶれた人はいませんし、チャンスがあったら皆さんにも食べてみていただきたいですが、生で食べた人はお腹がかなり大変なことになったそうですので気を付けてください。

ウルシの芽の天ぷらは1年に1回ですが、下草刈り活動のあとは毎回、皆でご飯を食べているそうです。「これが楽しみになんです。」という若いメンバーの言葉に思わず納得!

はるなか 漆部会の活動にボランティア参加できます

NPO法人はるなか 漆部会さんは、5月から10月にかけて、このような下草刈り活動を行っています。夏が近づくほどに下草の勢いが増していきます。ウルシの木の成長には日当たりと水はけが欠かせないため、人が手入れをしなければ下草に埋もれて枯れてしまうのです。

ボランティアも募集していますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
活動の詳細はこちらのFacebookにUPされています。
https://www.facebook.com/urushibukai/


Act.CSUでは、2016年の活動開始当初からNPO法人はるなか漆部会さんの活動を応援し、ほんのわずかではありますが、Act.CSUサポーター会費のなかから活動資金の寄付をさせていただいています。漆掻きができるときまで、応援を続けたいと思います。


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発起人 FEEL J 加藤千晶

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