ウルシスト®講座 「漆器入門編」ほか レポート
ウルシスト®講座 レポート
漆と漆器の基礎知識を学ぶ ウルシスト®講座『漆器入門編』。
これまでに多くの方にご参加いただいています。
受講のきっかけは様々です。
金継ぎをきっかけに漆に興味を持った方、漆器の扱いを学びたい料理人や主婦の方、仕事に役立てるために知識を深めたいテーブルコーディネーター、漆器販売、伝統工芸品プロデューサー、ライターなど、幅広くいらっしゃいます。
毎回少人数制ならではのアットホームな雰囲気で、ご意見やご質問などもいただきながら進行しています。
終了後に、「こんな漆器を見つけました!」「一晩中、漆についてネットサーフィンしてしまいました!」「美術館に行ってみました!」「ウルシの木の植栽活動に参加します!」など、さらに漆の世界を広げていかれる様子をメッセージくださるのも、講師として嬉しい限りです。
ごく一部ですが、講座の様子をレポートします。
『漆器入門編』では、様々なタイプの漆器を用意して、実際に手に取りながら学びます。
ウルシの木を見て、触れていただいています。(かぶれないように加工しています)
そう、漆は木の恵みを生かした文化なのです。
ウルシの実。漆器よりも興味を持つ方が続出(笑)。
とにかく本物にたくさん触れることで、違いを体感していただきます。
100年以上前の骨董品から現代の人気作家の作品まで、
多種多様な漆器は、漆器のイメージが楽しく覆っていきます。
クイズがあったり、ディスカッションがあったり。
あっという間の2時間半です。
不定期ですが、『漆から見た和食器の歴史 基礎編 ~お椀のはなし~』も開催しています。
この講座では、縄文時代から現代までのお椀の変遷を見ていきます。
いま私たちが何気なく使っているお椀にもさまざまなルーツを見出すことができます。
お椀の変遷に日本の政治・経済・文化・宗教の時代背景を垣間見ることができるので、
深くて面白いですよ。
さて講座では、漆器で簡単な軽食(またはスイーツ)を召し上がっていただきます。
食べ物だけではなくて、漆器も「味わって」みてください。
このときは抹茶ぜんざい。写真は参加者の方が撮ってくださいました。
お椀は川連塗、スプーンは輪島塗です。
これは、料理人の方々へのプライベート講座の様子。
なんと手づくりのカラスミと限定のお酒をお持ちくださり、午前中からこんな感じに(笑)。
個別にご希望に合わせた内容で構成するプライベート講座も承っています。
こちらは、フランス料理の先生とのコラボレッスンの様子。
すばらしいお料理と漆器がコラボレーションできました。
そのほか、漆の新技法にフォーカスして掘り下げたり、
特定の地域について歴史や地域活性の取り組みを学んだり。
内容はご希望に合わせてカスタマイズしています。
プライベート講座、コラボレッスン等も、ぜひお気軽にお問い合わせください。
開催スケジュールは、「おしらせ」 および 「ウルシスト®講座」でご案内しています。
ご参加をお待ちしています!
講座に関するお問い合わせ・お申込み先: mail@feelj.jp (担当:FEEL J 加藤)