第9回奇数の会 「熊本の小代焼で、1日かぎりのギャラリー和カフェ」

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「小代焼(しょうだいやき)」
小代焼は江戸時代に熊本の細川氏のもとで興ります。
地元で採れる鉄分の多い土を使った素朴で深みのある色合いと、表情豊かに流し掛けられた釉薬が特徴です。ひとつひとつ変化にとんだ個性には、民藝を想起させる優しさと強さを兼ね備えた趣を見てとれます。

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明治にはいって藩の庇護を失って衰退しますが、昭和初期に再興をはたし、現在は12の窯元が茶道具や日用品などを作陶しています。

その再興の立役者の一人、近重治太郎が開いたのが「たけみや窯(旧健軍窯)」です。

小代焼たけみや窯は熊本にある窯元です。釉薬をかけ流した素朴な陶器は、地味ながら味わいのある姿から多くの愛好家や茶道家に愛されています。明治維新後、一時は全くその跡をとどめぬ程に衰退した小代焼ですが、当窯元の初代、治太郎の手により古法を習得。現代の鑑賞に耐えうる新趣向を加えて、現在の小代焼の源流を築きあげました。素朴なが...
現在は上益城郡嘉島町で、3代目の近重真二氏が引き継いでいます。

4月に発生した熊本地震では、たけみや窯も、窯と作品に大きな被害を受けました。

微力ながらも応援したいと、5月22日の第9回奇数の会は、たけみや窯の陶器を囲むギャラリーイベントとなりました。
作品の数々を愛でながら抹茶碗で静かにお茶を点てたり、酎杯という名のカップで球磨焼酎を飲みながら賑やかに語り合ったり。

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大地震を乗り越えて、東京までやってきた強運の陶器たちです。参加者の方がマグカップに付けた名前はLucky Mug。なんと素敵な名前でしょう!

同じく大きな被害を受けた南阿蘇からは、「南阿蘇オーガニック生産協同組合」の皆さんが育てた野菜とハーブティーをお取り寄せしてプチマルシェコーナーも。生命力たっぷり!!

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熊本から届いた溢れんばかりのエネルギーのおかげでしょうか。大学生から会社社長まで、幅広い層が集まった会の締め括りには、熊本や東北の復興について、日本の伝統工芸について、もう止められないほどの熱いディスカッションが繰り広げられていました。

ご参加、ご協力くださった皆様、ありがとうございました。

夜の懇親会の食事をすべて料理してくれた‘デミ・カフェ’のデミちゃんにも大感謝。

からしれんこん

そして会場は、「まなび創生ラボ」を運営する㈱クリックネットの丸山社長にご協力をいただきました。
たけみや窯の陶器と南阿蘇オーガニックの売り上げに貢献の他、会全体の収益金25000円は、まなび創生ラボさんとご一緒に、熊本の復興・地域活性事業へ寄付いたします。

たけみや窯は窯の修理のめどが立っておらず、作陶再開までまだ時間がかかります。南阿蘇地域も阿蘇大橋が落ちるなど被害が大きく、復興までの道のりが長そうです。微力ではありますが、引き続き応援していきたいと思っています。
第9回 奇数の会「熊本の小代焼で、1日かぎりのギャラリー和カフェ」
主催:  FEEL J
協力: 「まなび創生ラボ」

まなび創生ラボは「集う、つながる、発信」をテーマに、学びの楽しさを実感する「場」を創出します