第7回奇数の会 新年会バージョン 「島根の新たな伝統を繋ぐ作り手を囲む会」

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奇数の会も2年目に突入。
第7回目は島根県で伝統工芸の技術を受け継ぎ、次の世代に繋いでいくために新たなものづくりに取り組む作り手たちのグループ「シマネRプロダクト」をご紹介しました。

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2012年に発足した「シマネRプロダクト」。
立ち上げたのは出雲鍛造の鍛冶工房を継ぐ11代目、小藤宗相さんと、組子細工工房の跡取り、吉原敬司さん。そこに吹きガラスの布野康さん、石州和紙の西田勝さん、挽き物轆轤の濱田幸介さんが加わって5人で活動されています。2013年以降3年連続でメゾン・エ・オブジェに出展するなど、その眼は世界を向いています。

奇数の会にお越しいただいたのはこのメンバーから鍛冶工房弘光の小藤さんと、ガラス工房Zap glass studioの布野さん。
小藤さんたちの仕事に出逢ったのは一昨年工房を訪問した折でした。鉄という素材がこんなにも自然の草木に溶け込む存在であることに気づかされた衝撃は忘れられません。
そして、布野さんのガラスの作品は、水の流れや雫を思わせる躍動感と清涼感が胸に響くのです。

お二人の作品は昨夏の企画展「生命」でもご紹介させていただいています。
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今回は山陰料理を食べられる居酒屋さんにて新年会スタイル。

参加者の皆さんもまた、それぞれが作り手・使い手・繋ぎ手の立場で工芸や日本文化をDEEPに楽しむ方々。なんと9月のゲストスピーカー、会津の貝沼航さんもご参加です!少人数で集まり、日本のモノづくりについてワイワイ熱く語り合う濃い時間となりました。

「シマネRプロダクト」を立ち上げた背景には、伝統工芸産業の後継者が背負う大きな危機感がありました。でもそこで折れるのではなく、自らの強みを見出し、スピード感と価値観を共有する仲間を見つけ出し、タッグを組んで挑戦することを選択したのがこの取り組み。

「RはRelay(リレー)のR。祖先から引き継がれたものを子供や孫に引き継ぎたい。」
Rの発起人である小藤さんが熱く語ります。
「点で活動していた工房が互いに繋がることで線になる。線がまた周囲の作り手や使い手、繋ぎ手と繋がって面となり立体となる。それが僕らの狙いです。」

今日のこの会も面をひとつ作れたと、いつかは立体になれると信じています。

FEEL Jは日本の工芸をふだんの暮らしに活かすことを提案しています。工芸は自然をリスぺクトしてバランスよく共生しているから美しいし心地よい。ふだんの暮らし方も忙しさも価値観も、人それぞれで違うもの。けれど、それぞれが暮らしのなかで楽しめる工芸と出逢えたら、きっと後世に日本の美しい景色と四季の文化を繋いでいくことができると思うのです。

奇数の会も、さまざまなスタイルとトピックを取り上げていきます。たくさん知って、その中から無理なく自分の暮らしにフィットするものを見つけてほしいなと思っています。

奇数の会 新年会バージョン。お店から何度も「お時間でーす」と追い立てられてもなかなか腰を上げられないほど盛り上がりました。
こういうスタイルも時にはいいですね。お店の方、ごめんなさい。

お正月でしたから、FEEL Jからは皆さんに福引付おみくじのプレゼントも用意しましたよ。
凶はありませんが、「強」があります(笑)。

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奥出雲の大吟醸が当たったのは最強の「強」をひいたKさん!

この日の最強のご縁に感謝しています!

今年も楽しくて学びもあってご縁が広がる奇数の会を開催していきます。

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第7回奇数の会 新年会バージョン 「島根の新たな伝統を繋ぐ作り手を囲む会」
主催:  FEEL J
ゲスト: 「シマネRプロダクト」http://shimane-r-product.com/
鍛冶工房弘光 小藤宗相氏
Zap glass studio 布野康氏