第3回奇数の会「江戸のふるさと!? 三河と江戸のアツい関係」

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第3回奇数の会を開催しました。

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「江戸のふるさと!? 三河と江戸のアツい関係」。徳川家康没後400年を迎える今、江戸創成期以降の江戸と三河の深い関わりを食文化目線で学びます。

着目したのは江戸の伝統野菜と、三河の伝統食材。

三河は言うまでもなく、江戸幕府の創始者である徳川家康のふるさと。
いまから400年前、家康と共に江戸にやってきた三河武士たちは、自ら刀をつるはしに持ち替えてまちを作り、様々な幕府の要職には就いて幕政を支えました。江戸のまちの形成にともなって三河をはじめ全国から人々が移り住み、江戸の人口は急増します。

すると必要になるのは食料。酒や調味料などの加工品は京都・大坂・そして三河などの東海地方から江戸に運ばれてきます。これを下りものといいます。

いま、三河の代表的な食材といえば「八丁味噌」「みりん」「白醤油」。味噌、みりん、醤油は日本食文化には無くてはならない物ですが、三河ではそれらが独自の進化をとげています。その背景にあったのは矢作川流域の肥沃な土地と豊かな水。酒や酢も含めて醸造業が発達する好条件が整っていたのでした。三河の味噌もみりんも生産量のかなりを占める割合で江戸に運ばれていたことが記録に残っています。

一方、野菜などの生鮮食品は遠方からの輸送に耐えません。江戸市中近郊での調達が必要になります。このため全国各地から種を集めて育て、発達したのが江戸の伝統野菜。

現在東京では一旦は途絶えかけていた「江戸東京・伝統野菜」の復興活動が行われています。参勤交代などの江戸みやげとして全国各地に持ち帰られた種が、その地で固定種として残っており、近年、これらの伝統野菜の遺伝子を発掘・保存する動きが活発になっています。

今回はゲストスピーカーとして3名の方々にお越しいただきました。

江戸東京野菜の復興活動を推進されている、江戸東京・伝統野菜研究会 代表 大竹道茂氏

三河の伝統的な製法を守るみりんメーカー、杉浦味醂株式会社 代表取締役  杉浦嘉信氏

同じく三河の伝統調味料、白醤油メーカー、日東醸造株式会社 代表取締役  蜷川洋一氏

IMG_1432(右から大竹氏、杉浦氏、蜷川氏)

大竹氏からは江戸東京野菜とは何か、江戸時代にどのように江戸に入ってきて発展し、またどのように全国に広まっていったのか、三河との関わりが今でもしのばれるものはどんなものか、など、落語の題材なども交えながら楽しくお話しいただきました。

杉浦氏、蜷川氏からは地元三河の原料と伝統製法によって製品を作り続けるこだわりについて、現在のお取組みについて、それぞれお話をしていただきました。

その後の交流会では、杉浦氏が選んでくれた日本酒「三河武士」でまず乾杯!

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フードは共催の日本伝統食文化協会様、菌美女会の皆様にご協力いただきました。

11203688_431627707016574_2995442850205333680_n(三河の伝統食材についてお話しくださった日本伝統食文化協会 代表理事の袖山洋子氏)

10384750_431627830349895_8639269794398272672_n(玄米と八丁味噌。栄養的に完全食で、三河・尾張地方の戦国武将たちの強さの源だった)

11264802_431627947016550_2933913510977687930_n(ケークみりん=ケークサレのみりん版)米粉とみりんと伝統小松菜で、三河と江戸のコラボメニュー。)

考えてみれば家康をキーに三河と江戸を繋ぐという非常に大それた課題へのチャレンジでしたが、参加者の皆様からは続編のご要望も多数いただき、またワークショップスタイルなどでも開催してみたいと思います。

まずは、企画段階からこまごまと奔走してくださった共催の日本伝統食文化協会 袖山様、

居心地の良い素敵な会場をご提供くださいました銀座ファーマーズラボ様、

ゲストスピーカーとしてご登壇くださいました大竹様、杉浦様、蜷川様、

ミラノ万博に出展中のご多忙中にもかかわらずご協賛くださいました合資会社八丁味噌/カクキュー様、

素晴らしいお料理を準備してくださった菌美女会の皆様、

そして、貴重な金曜日の夜にお集まりくださいました全ての参加者の皆様に心よりお礼申し上げます。

「江戸のふるさと!? 三河と江戸のアツい関係」

共催:FEEL J / 日本伝統食文化協会 / 銀座ファーマーズラボ

協賛:株式会社八丁味噌 / 杉浦味淋株式会社 / 日東醸造株式会社

協力:菌美女会