第11回奇数の会 重陽の節句 漆盃で楽しむ酔書の会

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9月9日(本来は旧暦)。五節句のひとつで、別名「菊の節句」とも呼ばれます。

奇数は陰陽思想において縁起の良い陽数と考え、陽数の一番大きな数字が重なる9月9日は大変めでたいとされました。この日、季節の花であり薬効を持つと言われた菊の花を用いて不老長寿を願います。観菊の宴は平安時代から続く宮中行事ですが、庶民も「お九日(おくんち)」といって秋の収穫と共に祝いました。

2016年9月9日、漆の盃で’菊酒’をいただきながら「秋」「菊」をテーマに酔書の会を開催しました。

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講師は7月の七夕に引き続いて飛水先生。

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風雅な色紙に小筆を使って思い思いの書をしたためます。漢詩、俳句、秋の味覚にほろ酔い気分、などなど。日常から解き放たれて書に集中するひとときは心地よいものですね。

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漆の盃には菊の花びらを浮かべた香りのよい「菊酒」。花びらは1,2枚ではあまり香りませんから、一時間ほど前から片口にたっぷりと。十分に香りを楽しめました。そしてもう一つは室町時代の文献にもその名を残す銘酒、’加賀の菊酒’由来の「加州菊酒(菊姫)」。

酒器は輪島塗。輪島キリモトさんのぐい呑みが大人気。

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そして料理は熊本食材を使った菊尽くし。ささやかですが、酔書の会では熊本応援をしています。

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食後には菊の薯蕷まんじゅうに合わせて南阿蘇のカモミールティー。カモミールも菊科の花ということで。。

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桃の節句や端午の節句が子供の成長を願う行事であるのに対して、菊の節句は大人が楽しむお節句ですね。

「重陽の節句」は五節句のなかでもあまりなじみがないひとが多いようです。明治の頃までは広く行われていた行事でしたが、残念ながら今はかなり廃れてしまい、知らない人も少なくありません。陽が重なる最も縁起の良いお節句ですから残していきたいと思います。

皆さんもぜひ菊の効用を楽しんでみてください。

飛水先生、今回も楽しいご指導をありがとうございました。

FEEL Jの漆盃で楽しむ酔書の会は、五節句に合わせて飛水先生と開催していきます。
次回は年明け、人日の節句。

早いもので、今年も3分の2が過ぎました。

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